お知らせと日記
2019-06-23 19:18:00
流行りの「金継ぎ」。
割れた食器も直して使えるので
金継ぎ修復はとても良いことだと思います。
でも。
高いんですよね。高価なんです。金継ぎ。。
そのところは「手軽に」ではないです。はっきり言って。
簡単に言うと
漆をノリにして割れた食器をくっつけて
はみ出したノリの部分をきれいにして
修復箇所を装飾するんです。
そこに金を使うか、または表面をなめらかにして
仕上げ用の漆で光沢を出すか色漆を使うか。
普段使いのものであれば
漆に小麦粉などノリとして作用できるものを混ぜて
くっつけるだけでいいので食器の修復もぐっと敷居が低くなって
陶器が身近に感じると思います。
「金」とか使わなくてもいいんです。
かっこいいですけどね。金は。
とっておきのモノに金接ぎしてみるといいと思いますよ。
写真の器は25年ほど前の自作の蕎麦猪口です。
派手に割れてしまったので修復です。
すでに割れた部分は固化して使用可能な状態です。
装飾には白漆を使って見る予定です。
もっと手軽に食器の修復を楽しみませんか?
来年春には工房内で漆を使った器の修理ワークショップも考えています。